顔デカおじさんのトキメキブログ

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【ペット】現役動物看護師が教えるフードの種類 シニア編

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 こんにちは!顔デカおじさんの嫁です!

今回は、「ライフステージ(成長段階)別フード シニア編」について、

書いていこうと思います。どういう違いがあるのか、簡単にまとめますので、

興味がある方はじっくり読み込んでくださいね!

 

シニア期とは

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 シニア期といっても何歳からという規定はありませんが、

一般的なシニア期の目安を表にまとめてみました。

 

  小型犬 中型犬 大型犬
中高齢期 8歳から 7歳から 5歳から
高齢期 12歳から 10歳から 8歳から

 

この表はあくまで目安です。年齢でシニアとは呼ばず、

愛犬の様子をみて判断してあげてください。

 

中・高齢になった犬の身体の変化

 老化は目に見えにくい部分(免疫力や内臓機能の低下など)から

徐々に始まるため、飼い主さんが愛犬の変化を感じにくく、

うちの子はまだまだ若くて元気」と考えがちです。

その結果、愛犬に明らかな身体の衰えや病気が現れてから、

初めて高齢になったことに気が付く飼い主さんがとても多いです。

このようにならないよう、中・高齢期になったら定期的に健康診断を

受けて病気の早期発見・予防に心がけましょう。

 

老化のサイン

 下の項目が1つでも当てはまったら、既に身体の中では老化が進行している

可能性があります。

 

.散歩に行くとすぐ疲れて息があがる、咳をする

.歩き方がぎこちない

.水をたくさん飲む、尿の量も増えた

.物にぶつかるようになった

.名前を呼んでも反応がない

.目が白く濁ってきた

.夜鳴きなど、混乱するような行動が増えた

 

 あくまで例えなので、今までの愛犬との変化に気づくことが

大切です。愛犬が楽に過ごせるように家の環境や生活に手を加えて、

過ごしやすい環境を作ってあげましょう。若い頃と同じようには

いきませんが、適切なケアをしてあげることで、愛犬もご家族も

日々を快適に過ごすことができます。

 

高齢の犬のための栄養バランス

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 高齢期に最適なフードを選ぶことも、元気な高齢期を過ごすために

飼い主さんがしてあげられることのひとつです。

 高齢期用のフードは加齢による変化に合わせて、消化率やエネルギー量を

高めたり栄養成分を増減したりするなど、さまざまな調整をしています。

 

カロリーの調整

 高齢になると運動量が減少し太りやすくなるため、カロリーを控えめにした

食事が適しています。しかし、さらに歳をとると消化吸収能力が低下し始め、

逆に体重が減少する傾向があります。このような変化に合わせ、

カロリーを調整し消化吸収の良いフードを与えることが大切です。

 

抗酸化成分を強化

 抗酸化成分とは、身体にとって有害に働く物質(フリーラジカル)の影響を

抑える物質のことです。主な抗酸化成分として「ビタミンE」「ビタミンC

タウリン」「ルテイン」があります。これらの抗酸化成分は、それぞれ

働きが違うため、組み合わせて摂取することで相乗的に働きます。

 

リンを制限

 ミネラルの1つであるリンは、身体にとって大切な栄養素です。しかし、

高齢の犬には血液中にリンが多くなると腎臓に負担がかかります

そのため、高齢になった愛犬のフードは、成犬用のフードと比べ、

リンの量を制限する必要があります。

 

まとめ

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 シニア期の判別はその犬によって個体差があるため難しいですが、

愛犬のことはご家族が一番よく理解しているはずです。

その愛犬に合った食事を与えてあげてください。

 また、「フードをどう選べばいいかわからない!」という方は、

かかりつけの動物病院で相談してみるのも1つの方法です。

今の体型や健康状態も見ながら適切な食事を判断してもらえるので

おすすめです。

 

 いががでしたでしょうか。愛犬の飼い主さんの参考になればと思います。

子犬編、成犬編の記事もありますので、興味のある方はぜひ、

読み込んでみてください。

 

◆子犬編・成犬編はコチラから◆

 

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