こんにちは!顔デカおじさんの嫁です!
今回は、「ライフステージ(成長段階)別フード 子犬編」について、
書いていこうと思います。どういう違いがあるのか、簡単にまとめますので、
興味がある方はじっくり読み込んでくださいね!
ライフステージとは
すべての動物において、誕生したあと、成長・成熟し、やがて
歳をとり一生を終えます。この一生における各段階のことをいいます。
犬でいえば、子犬、成犬、シニア犬などのことを指します。
その時期によって必要とする栄養素が異なります。それぞれの
ライフステージに合わせて、フードの種類や量を考えてあげましょう。
子犬(成長期)
犬は種類によって体格差が大きく、そのサイズによって成長期の
長さが異なります。
・小型犬(1~8kg):10カ月齢まで
・中型犬(9~25kg):12カ月齢まで
・大型犬(26~44kg):15カ月齢まで
成長期の前半は身体が急速に成長し、生後2カ月齢を過ぎると成長速度が
次第に緩やかになります。
❁成長に合わせて摂取カロリーを調整する
成長期は、成犬の食事と比べ、エネルギー密度を高めたフードが
必要ですが、成長のステージによって調整が必要です。
成長期の前半は、急速な成長のために多くのカロリーを
必要とする時期です。その一方で、消化吸収能力が未熟なため、
一度に少量しか食べられません。そのため、消化が良くて、
高カロリーに調整された食事を与えると良いでしょう。
成長期の後半は、成長速度が緩やかになり、消化吸収能力も
発達してきます。また、成長期後半には脂肪組織の発達が進むため、
成長期前半と同じ高カロリー・高栄養のフードを与えていると
カロリーオーバーになってしまう可能性があります。
ある程度体格が安定してきたら、成犬用のフードに切り替えましょう。
❁消化しやすいエネルギー源を選ぶ
子犬は初めのうち、母乳に含まれる乳糖は問題なく消化できますが、
デンプンはうまく消化することが出来ません。このため、早い時期から
デンプンを与えすぎると、うまく消化吸収できずに下痢をすることが
あります。
生後1か月ごろから離乳が始まり、徐々に固形食に移行します。
成長とともに食事に含まれるデンプンを消化する能力が発達していき、
逆に乳糖を消化するための酵素の分泌は減っていきます。
子犬の消化吸収能力の発達に合わせ、エネルギー源の種類や量を
調節することも大切です。
❁いつも飼い主様にお伝えしていること
これから子犬を飼われる方に食べ物のことでお伝えしていることが2つあります。
・量にはこだわらないで
ブリーダーさんやペットショップからやってきた子犬たちは、
1日何グラムと決めて給餌してください。と指示があるかもしれません。
病院に来る子犬はガリガリでいつもお腹がすいている状態の子が多いです。
きっと食事の量が足りてないのです。胃の容積が小さいため、一度にたくさんは
食べれませんので、1日3回~4回に分けて、1回分は愛犬が満足するまで
あげてみてください。量が多すぎると便がゆるくなるので便を見て、
量を調節してあげてください。
・おやつについて
先ほどお話ししたように、子犬の時は消化吸収能力が未熟です。
小さいうちから色々なものをあげていると腸内細菌が乱れ、成犬に
なってもそのままの腸内細菌のバランスで成長するため、いわゆる、
「お腹が弱い子」になってしまうので、注意です。
もちろん、遺伝的にお腹が弱い子もいます。
ご褒美に使うおやつなどは普段食べているフードにしてあげると
良いでしょう。
まとめ
一口に成長期といっても、同じペースで成長し続けるわけでは
ありません。成長期は前半と後半に分けられ、それぞれの成長速度が
違うために、エネルギー要求量が異なること。
未熟な消化吸収能力が徐々に発達し、その発達に合わせたエネルギー源が
必要となることに注意してください。
いかがでしたでしょうか。参考になれば嬉しいです。
成犬、シニア犬についての記事も書こうと思っているので、
興味があればそちらもぜひ、ご覧ください!