顔デカおじさんのトキメキブログ

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【ペット】現役動物看護師が教えるフィラリアの予防

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 こんにちは!顔デカおじさんの嫁です!

 

春は犬たちにとっては予防のシーズンです。そのうちの1つが

フィラリア症(犬糸状虫症)」の予防です。本記事ではフィラリア症の

症状や治療、予防についてわかりやすく解説します。

 

じっくり読み込んでくださいね!

 

 

 

 

犬のフィラリア症とは

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 フィラリア(犬糸状虫)という寄生虫が原因となる病気です。

 

寄生虫というと、サナダムシや回虫のような、腸内で寄生して

便に出てくるひも状の虫を想像する方が多いですが、

フィラリアは血管や心臓の中に寄生します。

 

血管や心臓に寄生するため、治療に時間がかかったり、

生命を脅かす恐ろしい病気でもあります。

 

日本は清潔で食品衛生もしっかりしているため、日常生活の

中では寄生虫を意識することはめずらしくなっていますが、

フィラリアは野生動物の少ない都市部や市街地でも

認められます。油断せずに必ず対策したいものです。

 

どのように寄生するの?

 蚊に刺されることで犬への感染が成立します。

 

日本国内でごく普通に人間を吸血する蚊(ヒトスジシマカ

トウゴウヤブカなど)がフィラリアを媒介しています。

 

フィラリアの生活スタイルは複雑で、犬と蚊の身体を

行ったり来たりしながら増殖します。

 

フィラリアに感染した犬を蚊が吸血することで

蚊の体内にフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)が入る

フィラリアの幼虫を持った蚊が、また別の犬を吸血

③刺された犬の体内にフィラリアの幼虫が入り込み、

フィラリアに感染

④①に戻り、繰り返して感染が広がっていきます

 

犬の血液から入り込んだわずか0.3mmほどの小さな

フィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)は、6ヶ月後には

ゆでた素麺くらいの大きさ(~約30cm)に成長し、

心臓や肺動脈に寄生しながらたくさんの幼虫を生みます。

 

とくに気をつけてあげたい季節は?

  蚊が出るシーズンは特に注意が必要です。地域によって

要注意の時季は異なります。

 

北海道では7月から9月ごろ。東京や大阪では4月から11月ごろ。

温暖な沖縄では1月から12月までのほぼ通年が

気をつけたい時季の目安となりますが、具体的な環境や

その年の気候条件により蚊の発生状況は変わります。

 

くわしくはのちほど記載しますが、原則は、

「蚊がいなくなったあと1ヶ月後まで」が

予防薬(定期駆除薬)の必要な期間の目安です。

 

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とくに気をつけてあげたい犬種や特徴は?

屋外暮らしの犬

蚊に刺されやすい屋外暮らしの犬(屋外で暮らすことの多い犬種)は、

フィラリアに感染しやすくなります。全身に被毛があっても、

犬は蚊に刺されます。虫刺されの跡や痒みがみつからない場合でも、

刺されていることを前提に予防が必要です。

 

また、最近は高層マンションで完全屋内生活をしている犬も

増えています。病気などでお散歩をしていない時は、

「高層階には蚊が飛んで来ないから、フィラリア予防は不要…?」

と油断しがちですが、上昇気流やビル風に乗って蚊が

上がってきたり、人間にくっついて移動してくる可能性も

あります。

 

屋外生活の犬と比べると危険度は低めですが、

万が一の感染の際には命にかかわることもあるため、

基本的にはお薬での予防が必要です。

 

妊娠中の母犬

フィラリア胎盤を通じて胎仔に移行すると考えられます。

出産を計画する場合は、お母さんとなる女の子に予防を

しっかりしておきましょう。

 

妊娠中でも使用できるフィラリア予防薬はありますが、

体調の変化に注意が必要な時期のため、獣医師に

相談しましょう。

 

保護犬

過酷な環境で命を繋いできた子たちも多く、残念ながら

適切なフィラリア予防を受けられていないことがあります。

お迎えする際にはフィラリア検査を受けましょう。

 

フィラリア陽性だった場合は、お迎えを迷うかもしれません。

感染があっても、無症状や軽傷でしたら完治も見込めます。

経済的負担が過度にならない範囲で治療法を選んで、

対症療法や緩和ケアを行いながら、あたたかいおうちでの

余生をプレゼントする選択もあります。

 

全身の健康状態や感染の程度により状況は変わるので、

保護施設の方や獣医師、家族と相談し、無理のない範囲で

お迎えや治療内容を検討してください。

 

もしかかってしまったら…?

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 蚊から小さな幼虫が入ってきても、すぐにフィラリア症の

予防薬で幼虫を駆除できれば心配はありません。問題になるのは、

入ってきた幼虫が予防薬では駆除できないくらい大型化し、

心臓や血管を傷つけることと、成虫が大量に生んだ幼虫により

全身の組織が炎症を起こし破壊されてしまうこと。

フィラリアは、肺に血液を送るための大切な場所である、肺動脈や

心臓の右側に寄生するため、代表的な症状は心臓と肺にあらわれます。

 

心不全/三尖弁(さんせんべん)機能障害

 心臓の右側に寄生しているフィラリアが、心臓の中にある

逆流防止弁(三尖弁)を傷つけたり、虫体自体が血液の流れを

邪魔することで、右心不全の症状があらわれます。

 

元気や食欲がない、咳、呼吸困難(肺水腫)や心臓の雑音、

むくみや腹水などがみられることがあります。

 

血管の中で赤血球が壊れてしまい、血色素尿(赤色のおしっこ)や

赤血球の色素由来の黄疸(白目や歯ぐきが黄ばむ、おしっこが

濃い黄色になる)が出ることもあります。

 

肺障害

 フィラリアの刺激によって肺の血管がカチコチに

硬くなってしまったり、血栓を作ってしまうことで、

肺が傷ついたりします。

 

初期症状では運動した時のみの咳や活動量の低下などが

ありますが、重度になってくると咳き込みや呼吸困難、

チアノーゼ(舌や歯ぐきが青ざめる、白っぽく見える)といった

症状がでます。

 

心不全と肺障害はいずれも命にかかわることもあります。

 

治療法は?

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 寄生虫というと虫下しの薬でやっつけるイメージがありますね。

消化管の中に寄生する虫であれば、駆虫はいたって簡単で、

駆虫薬を使うと便と一緒に虫の死骸が出てきます。

 

ところが、フィラリアの寄生部位は心臓や血管の中です。

寄生しているフィラリアを薬でやっつけると、虫の死骸は

どこに行ってしまうのでしょう?血管からは便に出てくることは

できません。たくさんのフィラリアが一気に死滅すると、

死んだ虫体は血管の中を流れ、血管の細い部分につまったり、

肺などの組織に障害を起こしてしまいます。

 

そのため、駆虫治療の際には呼吸器や循環器を中心とした合併症に

警戒する必要があります。

 

また、感染がわかった時点で心臓や血管に負荷がかかっていると

想定されるので、さまざまな投薬治療に先行して、すぐに

運動制限を開始します。

 

駆虫について

成虫を外科的に摘出

心臓の中に寄生してしまった大きな虫を、手術によって摘出します。

 

動画的に撮影できる特殊なレントゲン装置下で観察しながら、

血管の中に細長いカテーテルを挿入して、成虫虫体をつり出します。

特殊な設備と高度な技術が必要なため、行える動物病院や

獣医師が少ないのが実情です。また、犬の身体にも負担が

かかります。

 

成虫用駆虫剤

フィラリアの成虫は、予防薬(=幼虫駆除用の薬と用量)では

駆除できないため、成虫用の薬が必要です。寄生数が多い場合は、

一気に死滅させると肺や血管に負担がかかることが想定されるため、

投薬時には呼吸状態や肺障害に細心の注意を払う必要があります。

 

じわじわと弱らせるような投与法や、複数回に分けて

投薬する場合もあり、治療期間には数か月、長い場合には

1年半以上を要することもあります。

 

大量の幼虫の駆除

成虫が生んだたくさんの幼虫を薬で駆除します。大量の幼虫が

死滅すると犬にショック反応が起こることがあるため、

ステロイド抗ヒスタミン剤などの薬物や点滴を行い、

ショック反応に備えます。

 

フィラリア感染中の予防薬によるショック反応について

予防薬を使用する際、幼虫が大量に寄生していることに

気づかないまま予防薬を投与してしまうと、意図せず

幼虫大量駆除と同等の状況になり、ショック反応を起こす

可能性があります。休薬期間明けの予防薬開始時には、

フィラリア寄生がないかに警戒が必要です。

必ずフィラリア検査を受けてから、投薬を開始するようにしましょう。

 

内科治療について

症状の緩和

フィラリアの影響で心不全がある場合には、

血管拡張剤や利尿剤などで心臓への負担を避ける治療を

行います。肺高血圧症の治療薬やステロイド剤も候補の

ひとつです。心不全や肺障害が重度の場合は酸素吸入も

行われます。

 

抗生物質の投与

フィラリアは、ボルバキア属の病原体(リケッチア:細菌の仲間)で

汚染されていることがあります。このボルバキアがフィラリア症の

症状の一部に関係しているという見解もあるため、ボルバキアに

有効な抗生物質を投与することもあります。

 

予防方法は?飼い主さんができることは?

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 予防薬を定期的に使用するのが最善です。

 

蚊に刺されて体内に入ってしまった幼虫を駆除して、持続的な

寄生が成立しないようにし、体内で成虫になるのを防ぎます。

 

蚊取り線香や蚊よけなどを使用して、刺されにくくして

感染の確率を減らすという方法もありますが、不確実です。

予防薬を必ず与えるようにしましょう。

 

体調や体質などの理由で予防薬の使用が心配な場合には、

蚊避けもサポートにはなりますが、予防に使える薬剤は

さまざまな種類があるので、まずは動物病院で相談してみましょう。

 

予防薬のこと

 フィラリアの幼虫を定期駆虫する予防薬を適切に使用すれば、

フィラリア症の発症はほぼ確実に防ぐことができます。

 

予防に使用される薬剤の成分と剤型にはさまざまなものがあり、

毎月1回使用するものもあれば、1年間効果が長続きする注射なども

あります。投薬が簡単なおやつタイプ、

嘔吐や吐出が少ない滴下タイプ、ノミダニ予防が一緒にできるタイプ

などさまざまな製品があります。犬の年齢や犬種、体質などに

よって薬の選択肢は変わるので、犬の好みや生活スタイル、

持病に合わせて処方してもらいましょう。

 

1年中予防薬を使う場合はあげ忘れだけに注意すれば良いのですが、

蚊が出ない冬季に休薬する場合は、投薬の「始まり」と「終わり」に

気をつけなくてはならないことがあります。

 

投薬の「始まり」の注意は、フィラリアの感染がないか警戒すること。

前述した通り、万が一体の中にフィラリアの幼虫が大量にいる状態で

予防薬を使用すると、大量に幼虫が駆除され、

ミクロフィラリア反応と呼ばれるショック反応を起こす可能性が

あります。去年のお薬が残っているからと自己判断で予防を開始せずに、

フィラリア検査が必要か獣医師に確認を取りましょう。

 

「終わり」の注意は、蚊がいなくなった1ヶ月後を目安に、

最後まできちんと予防薬を使用すること。フィラリアの予防薬は、

感染後60日程度までの幼虫にしか駆虫効果がないと考えられています。

蚊に刺されて体内に入ってしまった幼虫をきちんと駆除してから

予防薬をお休みにしないと、休薬期間中にフィラリア

成虫に成長してしまいます。

 

お薬が余ってしまった、あげ忘れたタイミングがあったという時は、

気づき次第すみやかに、かならず獣医師に相談しましょう。

 

まとめ

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 万が一フィラリア症を発症してしまうと、病気だけではなく、

治療でも愛犬の身体に負担がかかってしまいます。

お薬の適切な使用で予防できるので、忘れず、

確実にお薬を使用しましょう。

 

また、フィラリアだけではなく、お薬で予防できるのが、

ノミダニです。詳しく解説しておりますので、

そちらもご覧ください。

 

こちらから閲覧できます↓↓↓↓↓↓

 

kaodekaojisan.hatenablog.com

 

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

悩める飼い主さんのお役に立てればと思います。