こんにちは!顔デカおじさんの嫁です!
愛犬にノミダニが寄生しないように、駆除を考えておくことは
非常に重要です。今回は、愛犬のノミダニ対策の薬は具体的に
どのくらいの期間の投与が必要になるのか、駆除薬の必要性や、
投与後の効果の持続する時期について紹介します。
じっくり読み込んでくださいね!
- 犬に寄生するノミダニの代表的な種類
- 犬に寄生するノミダニで発症する可能性のある病気
- 犬のノミダニ駆除薬を投与する期間
- 犬のノミダニ駆除薬は通年で必要?
- 駆除薬の種類
- 犬のノミダニ駆除薬の効果が持続する時間
- まとめ
犬に寄生するノミダニの代表的な種類
犬に寄生するノミダニの代表的な種類として挙げられるのが
ネコノミとマダニです。ここではどんな生態で、どの期間に
繁殖が行われているのかをお伝えします。
❁ネコノミ
犬に寄生するネコノミは、日本では約80種類が存在すると
されていますが、犬に関わるノミは、そのほとんどが
ネコノミだと言われています。
ネコノミは体長1.5~3mmほどで、肉眼でも確認することができ、
高さ30cmほどまでジャンプして移動するため犬の身体に
寄生しやすく、飼い主さんの衣服などにも付着して
持ち込んでしまう可能性があります。
ネコノミが繁殖する期間は、主に春から秋にかけて盛んになります。
気温が13度以上になると繁殖が始まり、20度~30度で
繁殖するスピードが活発になり、大量発生します。なお、暖かい
室内であればこの限りではなく、冬でも繁殖する危険性が高いです。
ネコノミは、卵から孵化して成虫となり、次の卵を産むまでに
2週間前後という驚くべき早さであるため、放置しておくと
大量増殖する可能性があり、早期の治療と駆除対策が必要となります。
❁マダニ
犬に寄生するダニの種類の中でも、気を付けなければならないのは
マダニです。マダニは家の中に住む目に見えない約0.2~0.4mmの
微小なダニ(イエダニ・ヒゼンダニ)と比べるとかなり大きく、
約8mm程度で吸血すると20mm程度まで巨大化することがあります。
マダニは春から夏にかけては成ダニが活発に活動して繁殖します。
一方、秋から冬には、卵から孵化した幼ダニ・若ダニが活動を始めるため、
通年で気を付ける必要があります。
ネコノミと同様に、マダニも凄まじい繁殖スピードを持っており、
繁殖する条件が整っている場合、1カ月で1匹のマダニが
2,000~3,000個の卵を産む恐れがあるため、
犬が寄生されていることがわかった場合は早期の対策が必須です。
犬に寄生するノミダニで発症する可能性のある病気
犬に寄生するノミダニは、痒みの症状を発症させる以外に、
様々な病気をもたらす危険性があるため、発見した場合は
放置せず、早期に治療が必要となります。
❁ネコノミに感染した場合に発症する可能性のある病気
犬がネコノミに感染すると、激しい痒みが出るほか、
貧血、ノミアレルギー性皮膚炎、瓜実条虫(サナダムシ)による
条虫症などを発症する恐れがあり、重篤な症状に発展する可能性も
あるため、注意しなければなりません。
❁マダニに感染した場合に発症する可能性のある病気
犬がマダニに感染すると、痒みをもたらすほか、
貧血、アレルギー性皮膚炎、ダニ麻痺症、栄養障害などの
病害を引き起こす恐れがあります。その他、バベシア症、
日本紅斑熱、ライム病、Q熱、エールリヒア症などの
マダニが媒介とする病気を併発する危険もあるため、注意してください。
特にマダニを媒介とする重症熱性血小板減少症(SFTS)は、
犬だけでなく人間にも感染し死亡例も見られます。そのため、
愛犬がマダニに感染していることが分かった場合には、
放置することなく、早期に動物病院で治療を受け、
対策を実施するようにしましょう。
犬のノミダニ駆除薬を投与する期間
犬のノミダニ予防薬を投与する期間は、春から秋にかけて、
毎月1回程度を目安に投与を実施するのがベストです。
先ほどもお伝えした通り、ネコノミやマダニは特に20~30度、
湿度70%程度で繁殖が活発化する傾向があるため、温度と湿度が上がる
5~10月あたりは、しっかりと駆除対策をする必要があると言えるでしょう。
犬のノミダニ駆除薬は通年で必要?
犬に寄生するノミダニは、基本的に気温や湿度が高まると
繁殖を活発化する傾向があることは、先に述べた通りです。
そのため、冬はノミダニ対策が不要であると考える方も
いるかもしれませんが、マダニは秋から冬にかけて、
卵から孵化した幼ダニや若ダニが活動を始める時期でも
あります。
また、ネコノミについても、室内であれば繫殖に適した環境は
年中整っている状態であると言えるので、犬のノミダニ対策は
通年で行っても全く問題はありません。
ただし、通年で行う場合はその分だけ費用がかかるため、
その点は考慮した上で対策を実施する必要があります。
駆除薬の種類
犬のノミダニ対策の駆除薬には、経口のチュアブルタイプと
滴下するスポットタイプの2種類があります。
❁経口のチュアブルタイプ
食べ物のように経口で与えるチュアブルタイプのノミダニ駆除薬は、
嗜好性が高く、おやつ感覚え美味しく愛犬に食べてもらえるように
工夫してあります。ジャーキー系やクッキー系のフレーバーなどが
ついているため、錠剤の内服と違って、
摂食を拒否されるリスクが少ないです。
投与した後に、すぐにシャンプーをしたり、スキンシップを
行ったりすることができるメリットも挙げられます。
ただし、チュアブルタイプはアレルギー体質の犬には
与えられない場合もあるため、事前にアレルギー気質を
獣医師にチェックしてもらう必要があります。
❁滴下するスポットタイプ
薬剤を皮膚表面に滴下することでノミダニ駆除の効果が
期待できるスポットタイプの薬剤もあります。スポットタイプの場合、
犬の首あたりに薬剤をたらすだけで簡単に投与することができるため、
手軽です。
錠剤を飲むことを拒否する犬や、チュアブルタイプの薬剤は
アレルギー気質のために投与できない犬などには、
スポットタイプのノミダニ駆除薬を投与します。ただし、
錠剤やチュアブルタイプとは違い、投与した後すぐに
シャンプーを行ったり、スキンシップをしたりすることが
できないデメリットはあります。
犬のノミダニ駆除薬の効果が持続する時間
犬のノミダニ駆除薬の効果が持続する期間は、一般的には1ヶ月程度となる
ため、毎月1回の投与が目安となります。ただし、薬剤によっては、
3ヶ月効果が持続するタイプもあるので、毎月1回の動物病院への
通院が負担となる場合などは、うまく活用すると良いでしょう。
ノミダニ駆除薬の処方を動物病院で受ける場合、特に検査などは
必要ありません。ノミダニだけではなく、フィラリアの予防も
合わせて行いたい場合には、血液検査を実施する必要があるため、
その点は留意しておきましょう。
まとめ
犬にノミダニが寄生している場合は、早めに動物病院で獣医師の
診断を受けるようにしましょう。
今回は、犬のノミダニ対策の薬は、具体的にどれくらいの期間の
投与が必要になるのか、予防薬の必要性や、投与後の
効果の持続する時期について詳しくお伝えしました。
動物病院でで獣医師の診断を受けることで、ノミダニの具体的な
対策方法を教えてもらったり、駆除に効果のある薬を処方して
もらったりすることができるので、相談してみてください。
いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
悩める飼い主さんのお役に立てればと思います。