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【ペット】現役動物看護師が教える!ノミよけグッズの効果!ノミ取りシャンプー!

 

 こんにちは、顔デカおじさんの嫁です!

 

 毛が密集している犬の体。いつの間にかノミやダニの

巣窟になっているかもしれません!

 

 ノミやダニは、予防や駆除をしないと犬がかゆがる、

皮膚炎になるだけでなく、感染症の原因にもなるので、

忘れずに予防をすることが大切です。

 

 

 ノミが寄生しているとわかったら、まずはシャンプーで

洗い流したい!という気持ちになりますよね。

 

 ペットショップやホームセンターなどで

「ノミ取りシャンプー」が売っているのを

見られる方も多いと思います。

 

 そこで今回の記事では、

 ————————————  

・ノミ取りシャンプーの効果 

・本当にノミを駆除できるのか  

・成分は安全なのか

————————————

 などについて、わかりやすく解説していきます。

 

  じっくり読み込んでくださいね! 

 

 

ノミ取りシャンプーの効果

 

 ノミ取りシャンプーはノミを

殺す薬剤ではありません。

 

 ノミを一時的に気絶させる程度の有効成分の

薬用量しか入っていません。

 なぜなら、全身に使うものなので愛犬が

舐めてしまう可能性があるからです。

 

 すなわち、ノミは死にません。

「ノミが気絶している間に洗い流してください」

という商品です。

 

 しかし、実際はノミは気絶していても犬の体、

被毛から簡単に離れて流れ落ちてはくれません。

必死に喰らいついています。

 

 また、動きが鈍くなる程度で完全に気絶しているノミは

少ないです。動きが鈍くなる効果は

だいたい10分~15分です。

 

 その時間内にノミ取りクシや手で体中のノミを

取り除く必要がありますが、多く取り除けても

体に寄生しているノミの1/3程度で、

1割にも満たないことがほとんどです。

 

 そして時間切れになってしまうと必死に

喰らいついていたノミたちが元気に復活してしまい、

元通りの吸血生活を送ります。

 

 ノミたちも必死なので、お湯やシャンプーを

かけられた時点で安全な場所へと逃げます。

 

 愛犬にシャンプーをする場合、顔まではあまりお湯を

かけれずしっかりと洗えないことがほとんどです。

なので、ノミは基本的に一斉に顔などに逃げ込みます。

 

 そうなると全く影響を受けることなく、シャンプーが

終わるのを息をひそめて待つだけです。

 

 ノミ取りシャンプーでノミを駆除するのは

100%といっていいくらい不可能です。

 

 シャンプーをしたからきれいになって

ノミも少しは減ったかな?という気休めのようなものです。

 

ノミ取りシャンプーの成分や安全性

 

  ノミ取りシャンプーと商品名にあるものに使われている

有効成分はほとんどが「レスリン」という農薬などに

使われる殺虫剤の一種です。

 

 そして、もう一つが「フェノトリン」という

同じく殺虫剤の成分でどちらもピレスロイド系化合物です。

 

 これらは、人や動物に対しては低い毒性を示し、

昆虫などには高い毒性を示すことから、

殺虫剤として使われる薬剤です。

 

 基本的に人や犬には毒性が低いため、ペット用の

ノミ取りシャンプーなどにも使われ、配合量も

ペットに影響が少ないように作られています。

 

 そのため、ノミを殺せず、気絶させる程度の

効果しか得られないということです。

 

 殺虫剤なので毒性は低いと言っても、全くないわけではありません。

ノミ取りシャンプーを使うと副作用も出ることがあります。

 

 主な副作用は、皮膚がカサカサになったり、

フケが出たりする皮膚炎や、

ヒリヒリ感などの末梢神経症

また、まれに肝機能に異常が現れる場合もあります。

 

 

まとめ

 

 今回の記事では、

「ノミよけグッズ ノミ取りシャンプー」に

ついて解説しました。

 

 ノミ取りシャンプーは、寄生しているノミを気絶させる程度で

ノミ駆除には効果がありません。

ノミ取りシャンプーを使用すると皮膚炎などの

副作用もあるため、ノミを見つけた際には、

動物病院で駆除薬を処方してもらいましょう。

 

 ノミが寄生していると夜も眠れないくらいの

かなり強いかゆみが出るので、一晩で

皮膚炎が悪化することがあります。

一刻も早く駆除してあげてください。

 

 ノミが寄生している時はもちろん、寄生していない時でも

お薬を服用することをオススメします。

 

 最低限、ノミが活発になる春から秋に

かけては予防・駆除をした方が良いでしょう。

 

 いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

愛犬の飼い主さんのお役に立てればと思います。

 

 

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