こんにちは、顔デカおじさんの嫁です!
今回は、フィラリアに感染していた場合の症状「軽度~重度」について
くわしく解説していこうと思います。フィラリア症は、予防薬を
正しく投薬していれば、防ぐことのできる病気ですが、
万が一感染してしまったときの初期・末期の症状について
書いていきます。
じっくり読み込んでくださいね!
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フィラリア症の初期症状
❁フィラリア症の診断方法
フィラリア症は、症状が出ていなくても定期検査や
フィラリア症の予防薬投与の前に行う血液検査などで
診断することができます。
❁なぜ症状が出るのか
フィラリア症は蚊の体内にいるフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)は、
蚊が犬の血を吸うときに蚊の体内から犬の体内に移動します。
2~3ヶ月かけて成長し、血管の中に侵入するようになります。
そして、成長しながら血液の流れに乗って、心臓に移動します。
成長しながら移動していくことと、フィラリアの成虫が
たくさんいて心臓に負担がかかること、フィラリアの成虫が
死ぬことが原因です。
また、フィラリアの成虫が死ぬと、細い肺の血管を
ふさいでしまい、血液が流れなくなってしまうことで、
その周囲の組織が壊れてしまいます。
これらのような原因によってフィラリア症のさまざまな
症状が見られるのです。
❁フィラリア症の初期症状・具体例
犬のフィラリア症が軽度のうちは、初期症状として
次のようなものが見られます。
・咳をするようになる
・運動や散歩を嫌がるようになる
・痩せてくる
・毛並みが悪くなる
・食欲がなくなる
・散歩や運動後に失神することがある
・呼吸が浅くて回数が増える
これらの中には、年をとるにつれて出てくる衰えだと
感じるものもあります。
フィラリア症の末期症状
❁フィラリア症の末期症状・具体例
初期症状の状態で気づかずに進行していくと、
次のような症状が見られるようになります。
・元気消失や食欲の減少によって痩せる
・咳だけではなく呼吸が苦しそうになる
・咳をした際に血を吐く/嘔吐する
・腹水がたまる
・心臓、肝臓、腎臓、肺などの臓器が機能不全になる
・血尿(赤みをおびた尿)がでる
・貧血になり唇が白くなる
このような症状が出たら、かなり危険な状態であると
認識し、一刻も早く動物病院で診てもらいましょう。
通常フィラリア症は時間をかけて進行するため、
ここまで悪化する前には何かしら治療を始めているケースがほとんどです。
しかし、「大動脈症候群」と呼ばれる急性の症状も
あるので注意してください。
❁フィラリア症の急性症状「大動脈症候群」
「大動脈症候群」とは肺動脈に寄生していた成虫が、
右心房あるいは右心房と右心室にまたいで移動することで
「三尖弁閉鎖不全」を引き起こし、血流が乱れ全身状態が
急激に悪化する病気です。「大動脈症候群」になると、
血色素尿(コーラのような色の尿)や呼吸困難、
低血圧などの症状がみられます。
治療が遅れると死亡することもあるので、
すみやかに受診しましょう。
まとめ
今回は、フィラリアに感染していた場合の「時期別の症状」について
くわしく解説しました。フィラリア症は、予防薬を
正しく投薬していれば、防ぐことのできる病気ですが、
万が一感染している愛犬に予防薬を与えてしまうと、
ショック症状を起こすことがあります。
予防薬の投与を開始する前には必ず検査をするようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
愛犬の飼い主さんのお役に立てればと思います。