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【ペット】現役動物看護師が教える!コアワクチンで予防できる感染症!

 

 こんにちは、顔デカおじさんの嫁です! 

 

  犬は危険な感染症にかかりやすい動物です。

 

 毎日の散歩だけではなく、ドッグランや外遊びで

他の犬と触れ合う機会の多い犬は感染症のリスクが

高まります。

 

 接種が義務付けられている狂犬病ワクチンだけではなく、

感染症の予防としての混合ワクチン接種も推奨されています。

 

 そこで今回の記事では、

————————————     

・コアワクチンとは 

・コアワクチンで予防できる感染症

————————————

 などについてわかりやすく解説していきます。

 

 じっくり読み込んでくださいね! 

 

コアワクチンとは

 

 コアワクチンとは、

ワクチンの対象となる動物はすべて

接種すべきワクチンです。

 

 ワクチン未接種の子犬が感染すると重症化しやすく、

死亡率の高い感染症が含まれます。

 

 そのため、ドッグランやペットホテル、ペットサロンなど

他の犬も利用する施設では、3種類以上のワクチン接種証明書の

提示が求められることもあります。

 

コアワクチンで予防できる感染症

 

Ⅰ.犬ジステンパーウイルス感染症

 伝播力の強い犬ジステンパーウイルスに

感染することで起こる感染症です。

 

 感染している犬の鼻水、唾液、血液、尿に

排出され、それに触れると感染します。

 

 発熱、くしゃみや鼻水、咳などの呼吸器症状

下痢や嘔吐、食欲不振などの消化器症状がみられ、

進行するとウイルスが脳内に侵入して、ジステンパー脳炎を起こし、

けいれん発作や震え、麻痺などの症状が出ます。

 

 有効な治療法はなく、対症療法になりますが、

特にワクチン接種をしていない若齢犬での

致死率が高く怖い病気です。また、

神経症状を起こした場合、後遺症が残ることがあります。

 

Ⅱ.犬パルボウイルス感染症

 犬パルボウイルス2型に感染することで起こります。

 

 感染している犬の便や嘔吐物に排泄され、

接触すると感染します。フードや飲み水のお皿を介して

感染することもあります。

 

 特に子犬が感染すると非常に激しい嘔吐や

血便を伴う消化器症状と、白血球の減少

起こします(腸炎)。脱水と体重減少が顕著で、

治療しないと急死する可能性が高いです。

 

 また、心筋細胞に感染して心筋炎を起こすことも

あります(心筋型)。

 

 妊娠犬が感染すると流産や死産を起こします。

 

 有効な治療法はなく、点滴や抗菌剤投与などの

対症療法を行います。

 

Ⅲ.犬伝染性肝炎

 犬アデノウイルス1型による肝炎を主な

症状とした感染症です。

 

 感染している犬の尿、便、唾液に排泄され、

それを直接なめたり、食器を介したりして経口感染します。

 

 軽症では鼻水、流涙、発熱がみられるのみですが、

重症になると肝炎を起こして肝臓の機能が低下することで、

出血しやすくなったり、肝性脳症や低血糖によるけいれん発作や

昏睡などの神経症が現れたりします。

 

 ワクチン接種をしていない若齢犬では

突然死することもあります。

 

 有効な治療法はなく、点滴や輸血などを行います。

 

 回復期には、白~青白色の角膜混濁(ブルーアイ)が

見られますが、一時的なもので治療は必要ありません。

 

Ⅳ.アデノウイルス2型感染症

 犬アデノウイルス2型に感染することで起こり、

犬伝染性咽頭気管支炎」とも言われます。

 

 感染経路は、感染している犬との接触や、

ウイルスを含む飛沫を介する経口、経鼻感染です。

 

 単独での病原性は弱いですが、細菌や他のウイルスとの

混合感染によって症状が重くなります。

 

 短く、乾いた咳や、膿性の鼻汁が見られます。

重症になると肺炎を起こすことがあります。

 

 多数の病原体が関与している、犬の伝染性気管支炎

(ケンネルコフ)の原因のひとつです。

 

 抗菌剤の投与や、ネブライザーなどの対症療法を行います。

 

まとめ

 

 今回の記事では、「コアワクチンで予防できる感染症

について解説しました。

 

 ワクチン接種は、恐ろしい感染症から愛犬を

守るためにとても大切です。

 

 おでかけや他の犬とふれあう機会がある場合には、

獣医師に相談し、ワクチンの種類、頻度を決定しましょう。

 

 また、過去にワクチン接種後に体調不良を起こしたことが

ある場合には、合わせて獣医師に伝え、報告するとよいでしょう。

 

 いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

愛犬の飼い主さんのお役に立てればと思います。

 

 

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