こんにちは、顔デカおじさんの嫁です!
犬は危険な感染症にかかりやすい動物です。
毎日の散歩だけではなく、ドッグランや外遊びで
他の犬と触れ合う機会の多い犬は感染症のリスクが
高まります。
接種が義務付けられている狂犬病ワクチンだけではなく、
感染症の予防としての混合ワクチン接種も推奨されています。
そこで今回の記事では、
————————————
・ノンコアワクチンとは
・ノンコアワクチンで予防できる感染症
————————————
などについてわかりやすく解説していきます。
じっくり読み込んでくださいね!
ノンコアワクチンとは
居住地域や生活環境など、必要に応じて
接種した方が良いワクチンのことです。
コアワクチンの感染症ほど危険性が高くはありませんが、
多頭飼いなどで通常よりも高いと判断されれば、
ワクチン接種を勧められることがありますので、
接種の必要があるか動物病院で相談をしましょう。
ノンコアワクチンで予防できる感染症
Ⅰ.犬パラインフルエンザウイルス感染症
犬の伝染性気管気管支炎(ケンネルコフ)の
主要な病原体の一つです。
感染犬のくしゃみや咳に排泄され、経口、経鼻感染します。
単独での病原性は弱く、他のウイルスや細菌との
混合感染により重症化します。
症状は咳、くしゃみ、鼻水で、重症化すると肺炎を起こします。
抗菌薬の投与やネブライザーなどの対症療法を行います。
Ⅱ.犬コロナウイルス感染症
便を介した経口感染により伝播します。
パルボウイルスとの混合感染や、細菌の二次感染に
よって重症化します。
下痢や嘔吐が主な症状で、
子犬では重篤化しやすいため注意が必要です。
ちなみに、現在流行中の「新型コロナウイルス」とは
同じコロナウイルスでも全く型が違う別物です。
Ⅲ.犬レプトスピラ感染症
レプトスピラは、ほとんどの哺乳類が
感染する可能性がある細菌で、
特にげっ歯類は高い割合で保菌していると言われています。
また、人にも感染する「人獣共通感染症」です。
感染している動物の尿中に排泄され、水や土壌を汚染します。
それらに接触すると、皮膚、口や目の粘膜から感染します。
感染した場合の症状は、発熱、嘔吐や吐血、血便、
腎炎を起こす「出血型」とけいれん発作、黄疸、
下痢や嘔吐を起こす「黄疸型」に分類され、
治療が遅れると死に至ることもあります。
菌を持っていても症状が現れない不顕性感染も
多くみられます。
治療は抗生剤の投与を行います。
まとめ
今回の記事では、「ノンコアワクチンで予防できる感染症」
について解説しました。
飼育状況や生活環境によって接種の必要があるかどうか、
獣医師に判断してもらい、接種するようにしましょう。
ワクチン接種は、恐ろしい感染症から愛犬を
守るためにとても大切です。
おでかけや他の犬とふれあう機会がある場合には、
獣医師に相談し、ワクチンの種類、頻度を決定しましょう。
また、過去にワクチン接種後に体調不良を起こしたことが
ある場合には、合わせて獣医師に伝え、報告するとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
愛犬の飼い主さんのお役に立てればと思います。