こんにちは、顔デカおじさんの嫁です!
犬は危険な感染症にかかりやすい動物です。
毎日の散歩だけではなく、ドッグランや外遊びで
他の犬と触れ合う機会の多い犬は感染症のリスクが
高まります。
接種が義務付けられている狂犬病ワクチンだけではなく、
感染症の予防としての混合ワクチン接種も推奨されています。
そこで今回の記事では、
「混合ワクチンの種類」
についてわかりやすく解説していきます。
じっくり読み込んでくださいね!
混合ワクチンの種類
一般的に日本で接種されることの多い犬の混合ワクチンには
以下のような種類があります。
❁ワクチンの種類①5種混合ワクチン
∴犬ジステンパーウイルス感染症
∴犬パルボウイルス感染症
∴犬伝染性肝炎
∴犬パラインフルエンザウイルス感染症
犬の混合ワクチン接種で最も一般的なのが
この「5種混合ワクチン」です。
5種混合ワクチンは「コアワクチン」と呼ばれる
すべての犬が接種すべき4種に、
犬風邪と呼ばれる「犬パラインフルエンザ感染症」の
ワクチンが追加された5種類の混合ワクチンです。
日本国内では「コアワクチン」のみを混合したワクチンは
流通しておらず、
2種混合ワクチンでは、
「犬ジステンパーウイルス感染症」
「犬パルボウイルス感染症」のみ、
3種混合ワクチンでは、
「犬ジステンパーウイルス感染症」
「犬伝染性肝炎」
コアワクチンに不足が生じるため、
この5種混合ワクチンが基本となります。
5種混合ワクチンに含まれているコアワクチン、
犬ジステンパーウイルス(CDV)、犬アデノウイルス(CAV)、
犬パルボウイルス2型ウイルスは世界中で感染が認められており、
いずれも命に関わる重篤な症状を示すため、
生活環境に関わらず子犬期からの適切な
ワクチン接種が重要となります。
「コアワクチン」について詳しくはコチラ↓↓↓↓↓↓
❁ワクチンの種類②6種混合ワクチン
∴犬ジステンパーウイルス感染症
∴犬パルボウイルス感染症
∴犬伝染性肝炎
∴犬パラインフルエンザウイルス感染症
犬の6種混合ワクチンは、5種混合ワクチンの内容に
「犬コロナウイルス感染症」ワクチンが追加されたものを指します。
感染することで嘔吐や下痢などの症状を引き起こします。
成犬の場合、犬コロナウイルスに感染しても
無症状であることがほとんどですが、子犬の場合は
重篤化しやすく、特にパルボウイルスとの混合感染では
死に至る可能性もある病気です。
❁ワクチンの種類③8種混合ワクチン
∴犬ジステンパーウイルス感染症
∴犬パルボウイルス感染症
∴犬伝染性肝炎
∴犬パラインフルエンザウイルス感染症
犬の8種混合ワクチンは、6種混合ワクチンに
犬レプトスピラ症(2種)を追加したワクチンです。
レプトスピラ症はすべての哺乳類に
感染する人獣共通感染症であり、
保菌している野ネズミなどの尿中に菌が排泄されます。
その菌に汚染された水を飲んだり、
傷口から入り込んだりすることで感染します。
主に農作業を手伝う犬や川遊びをする犬が
感染しやすい病気です。
犬の混合ワクチンは上記の3種類以外にも
2~10種など数多く存在します。
5種ワクチンを基本として生活環境に応じた
ノンコアワクチンを追加していくイメージです。
混合ワクチンの数が多いほど予防できる病気が
増えることは事実ですが、生活環境によっては
必要のないノンコアワクチンも存在します。
「ノンコアワクチン」について詳しくはコチラ↓↓↓↓↓↓
まとめ
今回の記事では、「混合ワクチンの種類」
について解説しました。
飼育状況や生活環境によって接種の必要があるかどうか、
獣医師に判断してもらい、接種するようにしましょう。
ワクチン接種は、恐ろしい感染症から愛犬を
守るためにとても大切です。
おでかけや他の犬とふれあう機会がある場合には、
獣医師に相談し、ワクチンの種類、頻度を決定しましょう。
また、過去にワクチン接種後に体調不良を起こしたことが
ある場合には、合わせて獣医師に伝え、報告するとよいでしょう。
いかがでしたでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
愛犬の飼い主さんのお役に立てればと思います。