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【ペット】現役動物看護師が教える!ワクチンの必要性と分類!

 

 こんにちは、顔デカおじさんの嫁です! 

 

  犬は危険な感染症にかかりやすい動物です。

 

 毎日の散歩だけではなく、ドッグランや外遊びで

他の犬と触れ合う機会の多い犬は感染症のリスクが

高まります。

 

 接種が義務付けられている狂犬病ワクチンだけではなく、

感染症の予防としての混合ワクチン接種も推奨されています。

 

 そこで今回の記事では、

————————————     

・ワクチンはなぜ必要なのか 

・ワクチンの分類

————————————

 などについてわかりやすく解説していきます。

 

 じっくり読み込んでくださいね! 

 

ワクチンはなぜ必要なのか

 

 細菌、ウイルス、寄生虫などの異物から体を守る

抵抗力のことを「免疫」といいます。

 

 この免疫の仕組みを利用したのが「ワクチン」です。

 

 ワクチンとは、弱らせたり殺菌したりした病原体

(ウイルス、細菌)を接種することによって、

それに対する抵抗力(免疫)を獲得させ、

病気の発症を予防したり、重症化を防いだりするものを言います。

 

 犬においても、さまざまな病原体が日常的に存在し、

中には命に関わる重大な病気もあります。

 

 特に子犬や高齢の犬は抵抗力が弱く、感染によって

命のリスクが高くなるためワクチンの接種が重要になります。

 

 また、外に出て犬と接触するなどでも感染によるリスクが

高くなるため、ワクチンを接種する必要があります。

 

 犬から人に感染する可能性がある「人獣共通感染症」を

予防する公衆衛生上の観点においても、

ワクチンを接種することは大切です。

 

ワクチンの分類

 

 犬のワクチンは、重要度が高い順に

「義務」「コアワクチン」「ノンコアワクチン」の

3つに分類されます。

 

 義務とされているのは「狂犬病ワクチンで、

狂犬病予防のために、年1回の接種が義務付けられています。

 

 コアワクチン」は、義務ではないものの、

感染率と感染後の致死率が高いことから、

全ての犬にワクチン接種が推奨されています。

 

 ノンコアワクチン」も義務ではなく

こちらは生活環境や居住地域などにより高い

リスクが想定される犬のみを対象とするものです。

 

 これらのワクチンは動物病院で

接種してもらえます。

 

義務である狂犬病ワクチンは、各自治体が4月~6月頃に

集合注射を実施しますが、現在はコロナ渦中止している

自治体が多いようです。狂犬病ワクチンも動物病院で

接種してもらえますので、事前に確認してみてください。

 

毎年接種が義務づけられる狂犬病ワクチン

 厚生労働省が定める狂犬病予防法により

生後3か月以降のすべての犬に対し、年1回のワクチン接種が

義務づけられています。

 

 飼い始めてから30日以内に犬を登録する義務もあるので、

それまでに最初の狂犬病ワクチンも済ませておくと

よいでしょう。

 

 なぜ、狂犬病ワクチンだけが義務づけられているかというと、

それは狂犬病を発症した場合の致死率が

ほぼ100%の病気だからです。

 

 また、狂犬病を発症した犬に嚙まれると犬だけではなく、

人間も感染・発症します

 

 現在は日本では発症していない「清浄国」とされていますが、

そんな恐ろしい病気に愛犬がかからないようにするためにも、

狂犬病のワクチンは必ず接種するようにしましょう。

 

 狂犬病ワクチンの接種を怠った場合、

20万円以下の罰金を課されることもあります。

 

接種が強く推奨されるコアワクチン

 コアワクチンの対象となる代表例は、

 

*犬ジステンパーウイルス

*犬パルボウイルス

*犬伝染性肝炎

*犬アデノウイルス2型  などです。

 

 犬ジステンパーは、ワクチン未接種の子犬が感染すると

重症化しやすく、死亡率も高い病気です。

犬パルボウイルスも同様に、抵抗力の弱い犬の

感染率や死亡率が高く、飼い主さんの服や手に

付着したウイルスから感染することもあります。

 

 そのため、ドッグランやペットホテル、ペットサロンなど

他の犬も多く利用する施設では、3種類以上の混合ワクチンの

接種証明書の提示が求められることがあります。

証明書はワクチン接種を受けた動物病院で発行されます。

 

 ウイルスに対する抗体のつき方は犬の個体により

異なりますが、コアワクチンは比較的その効果が

長持ちすることが最新の研究でわかり、3年に1回の接種が

推奨されています。

 

 ただし、利用施設によっては接種1年以内の

証明書の提示を求められることがありますので、

事前に施設へ確認するとよいでしょう。

 

特定感染症向けのノンコアワクチン

 ノンコアワクチンに分類されるのは、

 

*犬コロナウイルス

*犬パラインフルエンザ  などです。

 

 コアワクチンの感染症ほど危険性が高くはありませんが、

多頭飼いなどで、通常よりも感染リスクが高いと判断されれば、

ワクチン接種を勧められることがありますので、

接種の必要があるか動物病院で相談をしましょう。

 

 ノンコアワクチンは年1回の接種が推奨されています。

 

 

まとめ

 

 今回の記事では、「ワクチンの必要性と分類」について

解説しました。

 

 ワクチン接種は、恐ろしい感染症から愛犬を

守るためにとても大切です。

 

 おでかけや他の犬とふれあう機会がある場合には、

獣医師に相談し、ワクチンの種類、頻度を決定しましょう。

 

 また、過去にワクチン接種後に体調不良を起こしたことが

ある場合には、合わせて獣医師に伝え、報告するとよいでしょう。

 

 いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

愛犬の飼い主さんのお役に立てればと思います。

 

 

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