こんにちは!顔デカおじさんの嫁です!
犬を飼ううえで欠かせないケアのひとつが耳掃除。
耳垢の状態で考えられる病気や外耳炎などのトラブルが起きやすい犬種、
自宅でできる耳掃除やケア方法などをご紹介します。
じっくり読み込んでくださいね!
耳掃除が必要な理由
犬の耳の構造は外耳、中耳、内耳の3つに分かれています。
耳から鼓膜につながる外耳道は、人間の耳とは構造が異なり、
L字型で奥が見えない構造となっています。そのため、
シャンプーや水遊びをした時、湿度の高い雨の日に
散歩をした時など、耳の中に水が残っていると、耳の中が
蒸れて菌が繁殖し、耳垢が溜まりトラブルの原因に
なってしまうこともあるため、定期的にケアする必要があります。
耳の形状によってトラブルの原因が異なるため、愛犬に合った
適切な手入れが重要です。
以下の犬種は耳の中が蒸れやすく菌の繁殖がしやすくなっているので
より注意が必要です。
❁耳トラブルが起きやすい犬種
*耳の垂れている犬種:
ゴールデン・レトリーバー、バセット・ハウンド、トイ・プードル、
ラブラドール・レトリーバー、ミニチュア・ダックスフンド など
*耳毛の多い犬種:
ミニチュア・シュナウザー、プードル など
*耳道が狭い犬種:
パグ、ブルドッグ、フレンチ・ブルドッグ など
*耳垢が多い犬種:
耳掃除からわかる健康状態
耳掃除をする前に、まずは愛犬の耳の状態をチェックしましょう。
耳垢から現在のコンディションがわかるかもしれません。
健康な耳の状態は、ピンク色で余分な耳垢もなく匂いもない状態を
指します。耳に以下にあげられるような、耳垢が見られる場合は
注意しましょう。
◇黒くベトついている耳垢
◇湿った黄色い悪臭を放つ耳垢
◇茶色の湿り気のある耳垢
耳垢の状態が上記に該当する場合は、外耳炎やマラセチア皮膚炎などの
耳の病気の可能性もあるため注意しましょう。
かかりつけの動物病院に相談してみてください。
自宅でできる耳掃除のやり方
犬の耳は非常に繊細なため、過度なケアは禁物です。
シャンプーや水浴び後にきちんと水分を拭き取ること。
週に1~2回程度を目安にイヤーローションを使って
掃除してあげましょう。
❁イヤーローションを使った耳掃除
用意するもの:
イヤーローション(市販の犬・猫用の耳洗浄剤)、
コットン・ガーゼ(繊維が荒すぎないもの)、鉗子(かんし)
1⃣耳掃除の前に耳の中をチェックし、耳毛や耳垢の色、
炎症があるかどうかを確認します。耳が立っている犬は
ホコリなどが入りやすいため、こまめに耳の中を
観察すると良いでしょう。
2⃣イヤーローションを直接耳の中に数滴だけ垂らすか、
コットンに浸して耳の外側から優しくマッサージして
馴染ませます。この時、汚れを拭き取るのではなく、
浮かせて拭くような感覚で行い、強くこすらないように
しましょう。
3⃣しばらく時間を置き、汚れを浮かせたらコットンなどで
耳の中を丁寧に優しく拭いてあげます。耳の奥の方に
水分が残っていると中耳炎を引き起こす恐れがあるので、
きちんと乾かしましょう。特に耳の垂れている犬は、
常に耳の穴が塞がているためとても蒸れやすくなっており、
拭いた後にしっかり乾かすことが重要です。速乾性のある
イヤーローションを使用するとより良いでしょう。
❁耳掃除で注意したいこと
耳垢が固まっている時には、イヤーローションでふやかしてから
取るようにします。この時に水を使うと耳の中が蒸れて菌が
繁殖する原因となります。また、耳垢は水では落ちにくいため、
必ずイヤーローションを使用しましょう。
こびりついた耳垢を無理に取ろうとすると、かえって汚れを奥に
つまらせてしまうこともあるため注意が必要です。
綿棒を使用すると綿棒の綿が耳の中に残ってしまったり、
耳垢を押し込んでしまう恐れがあります。
また、耳の奥を傷つける場合もあるのでなるべく使わない方が
よいでしょう。
耳の中に毛が生えている犬で、毛が伸びすぎて耳の中の
通気性が悪くなっている場合は、鉗子を使ってゆっくりと
少量をつまみ、引き抜くのがポイントです。鉗子がない場合、
指で抜いても構いませんが、痛がらないように気を付けましょう。
耳の中の通気性をよくするために、耳の毛を抜くような場合には、
体毛より細くてコシのない、人間でいう産毛の部分を選んで
抜くようにすることがポイントです。産毛以外の毛を抜いてしまうと
炎症を起こす場合があるので注意が必要です。
毛が抜けたらイヤーローションをつけたコットンで軽く
拭いてあげてください。
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まとめ
犬種によって耳の形状が違うため、ケアの仕方も違ってきますが、
どの子にも共通して言えることは「無理をしないこと」です。
無理に奥まで掃除しようとして、愛犬が嫌がったり、
炎症を起こしてしまったり逆効果になることもあります。
ですが、耳の様子を観察することは大切なことです。
コミュニケーションの一環として見てあげてください。
異常を感じた時には、かかりつけの動物病院などに
相談してみてください。
いかがでしたでしょうか。少しでも飼い主さんの
お役に立てればと思います。もし興味があれば、
「爪切りのコツ」の記事も書いていますので、
そちらもご覧ください。
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