顔デカおじさんのトキメキブログ

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【ペット】現役動物看護師が教える愛犬のケアのコツ 3選

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こんにちは、顔デカおじさんの嫁です!

 

動物病院へやってくるワンちゃんたちの飼い主様から

「○○を触らせてくれないんです」という悩みを聞くことが多々あります。

今回は、そんな悩みをもつ飼い主様へ向けて

「愛犬のケアのコツ」について書いていこうと思います。

興味があれば、読んでいってください。

 

ケアのコツ1 社会化期に慣れさせる

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社会化期とは、生後3週間~14週間(生後3か月)の子犬の時期です。

人間の赤ちゃんのように、まだ何もわからない状態なので、

飼い主が教えてあげなければなりません。

おやつまたは、その子の食べているフードをうまく使ってコントロールしましょう。

 

具体例

・おやつを食べさせながら耳や手足、顔などを触る

 

 犬は、口、耳、足、尻など◯先を触られるのを嫌いますので、

おやつに夢中になっている隙に、いろいろな所を触ります。

本人はまだ「嫌なこと」だと理解していませんから、美味しいものの方に関心を向けてあげます。

 

・触らせた後に、おやつをあげる

 

 嫌なところを触った後に、ご褒美としておやつをあげると犬は、

口を触ってもらった後に美味しいものがもらえた」と学習します。

何度か繰り返しているうちに、自分から「触って~」と来たりする子もいます。

 

・大げさなくらいに褒める

 

 犬は、褒められると、とても幸福感を覚えます。

「いい子ね~」「グッド!」など、ご家族で褒め言葉を決めておくとより良いです。

褒め言葉以外にも、たくさん遊んであげたり、散歩が好きな子なら、

散歩に行ってあげるなど、その子にとってご褒美になるアクションを

してあげるのも有効です。

 

 

ケアのコツ2 一気に全部しようとしない

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「ついでだから全部してしまおう」と時間をかけてしまうと、当然我慢ができなくなります。

時間をかけずに、おやつをうまく利用してケアしてあげましょう。

 

 

具体例

・耳掃除の場合

 

 耳の入り口だけ軽くふいてあげることや、ふくのが難しい場合は、

毎日耳をめくってにおいをかいだり、耳の状況がどうなっているか見る、

というだけでもいいです。耳は一日放っておくだけでも症状が

悪化することがあります。異常があれば、動物病院に連れて行ってあげてください。

 

・歯磨きの場合

 

口を触ると嫌がる子は多いですが、歯の健康は全身の健康に繋がるといわれています。

歯の健康を守るためには、歯磨きが一番有効なのです。だからといって、

いきなり歯ブラシを口へ近づけると怖がってしまいます。

段階を踏んで、徐々に慣れさせていきましょう。

 

1.口を触らせたらご褒美

2.ドロッとしたおやつを歯に塗ってみる

3.歯磨きジェルを歯につける

4.ガーゼやシートを用いてふいてみる

5.歯ブラシで磨く

 

歯ブラシで磨く時は、歯と歯茎の間の歯周ポケットを磨くことが重要です。

犬の口のトラブルは、虫歯は少なく、大半は歯周病です。歯周病が進行すると、

下あごの骨が溶けて折れやすくなったり、内臓までに負担がきます。

歯周病予防のためには、歯磨きが欠かせません。少しずつトライしてみてください。

 

・爪切りの場合

 

 基本的には、犬の大きさに関わらず、散歩へどんどん連れていき、

地面で削らせて短くすることです。散歩は運動になることだけでなく、

気分転換やいろんな刺激に慣れさせる役割もあります。

ぜひ、たくさん行ってあげてください。

それが難しい場合は、爪を切ってあげなければなりません。伸びているのに、

放っておくと爪が巻いて伸び、肉球に刺さってしまうこともあります。

そうなれば、本人は痛いですし、うまく歩けなくて不快だと思いますので、

肉球に刺さる前に切ってあげましょう。

地面につかない爪、「狼爪(ロウソウ)」も忘れがちですが、伸び具合をチェックしてあげてください。

 

・シャンプーの場合

 

 皮膚が健康な子の場合は14日~30日に一回で十分ですが、皮膚が痒い、感染がおきている場合は、獣医師の指示のもと、2日~3日に一回シャンプーを行わなければならないことがあります。そうなれば、自宅でシャンプーすることになりますよね。

特にプードルやシーズーフレンチブルドッグなどは遺伝的に皮膚が弱い子が多いので、

積極的に自宅でしてあげた方がストレスも少なくて良いかもしれません。

 

 

ケアのコツ3 愛犬とのコミュニケーション

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 愛犬も家族の一員ですから、毎日あいさつしたり、ふれあって遊んだりしますよね。

愛犬のケアもコミュニケーションの一種です。「コツ1」でお話したように、

嫌な印象を与えないことが重要です。一度、嫌な印象を持ってしまうと、一生涯記憶に残ります。

 

頑張りすぎてあなたの顔を見ると、逃げてしまう子も中にはいます。

「良かれと思ってしているのに...」と悲しく、寂しくなりますよね。

そういう時は、プロのトリマーさんや動物病院の先生や、看護師に相談するのが一番です。

きっと親身になって話を聞いてくれ、的確なアドバイスをもらえるはずです。

遠慮せずに、頼ってみてください。

まとめ

 

 コツ1~3で共通して言えることは、「嫌な印象を与えない」ことです。

愛情を持って接していれば、愛犬もそれに応えてくれるはずです。

くじけずにトライしてみてください。

どうしても難しい場合は、プロに頼ってください。

 

いかがでしたでしょうか。

動物病院へやってくるワンちゃんたちの飼い主様から

「○○を触らせてくれないんです」という悩みを聞くことが多々あります。

今回は、そんな悩みをもつ飼い主様へ向けて「愛犬のケアのコツ」について書きました。