顔デカおじさんのトキメキブログ

トレーニングと和菓子作りの情報発信

【ペット】現役動物看護師が教える!マダニが媒介する恐ろしい感染症!

f:id:kaodekaojisan:20220213155946p:plain

 

 こんにちは、顔デカおじさんの嫁です!

 

 ダニは非常に小さい節足動物で、その存在を生活の中で感じることは

ほとんどありません。しかし、ダニの寄生によって皮膚の赤みや

かゆみなどの皮膚病がもたらされるのはもちろん、ダニが感染症

媒介する可能性もある実は怖い存在です。

 

 この記事では、

————————————

 ・「マダニ」が媒介する感染症

 ・「マダニ」の予防方法

————————————

 などわかりやすく解説します。

 じっくり読み込んでくださいね! 

 

 

 

「マダニ」が媒介する感染症

f:id:kaodekaojisan:20220214130123j:plain

 

 マダニは吸血をした際に体内に持つウイルスや細菌を

伝播してしまう恐れがあります。

 その中には、犬だけでなく人にも感染する

人獣共通感染症も含まれるため、

注意が必要です。その中でも代表的な感染症を紹介します。

 

重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

 2011年に初めて中国で特定された

新しいウイルス感染症です。

 

 日本でも2013年に海外渡航歴のない人での感染が

初めて確認され、人だけでなく犬や猫での感染も

報告されています。

 

 SFTSの原因ウイルスに対するワクチンや

根本的な治療薬は見つかっておらず、重症例では

死に至る場合もある危険な感染症です。

 

 発熱や消化器症状があり、血液検査の所見では

血小板や白血球の減少をもたらします。

 マダニの吸血を受けてから、6~14日後

発症するため、犬からマダニを除去した後も

1~2週間は体調に変化がないかよく観察しましょう。

 

詳しくコチラ↓↓↓↓↓↓

kaodekaojisan.hatenablog.com

 

 

ライム病

 日本では1986年に初めて人での感染が認められた

ライム病ボレリアという細菌が原因の感染症です。

 

 ライム病もマダニの吸血によって、人だけではなく

犬や猫にも感染する人獣共通感染症です。

 

 犬では多くの場合、不顕性感染といって

感染しても症状が現れませんが、

まれに関節炎や顔面麻痺などの神経症状、食欲不振、

発熱などがみられることがあります。

 

バベシア症

 バベシア症とは、マダニの吸血によって

バベシアという原虫が犬の赤血球内に

寄生することで生じる感染症です。

 

 先述した2つの感染症とは違い、人への感染は

確認されていません。

 

 バベシア症では、病原体が増殖する過程で

赤血球を破壊したり、赤血球が体内で異物と

見なされ壊されたりすることで、溶血性貧血を生じます。

 

 発熱や貧血の症状に伴い、食欲不振や浅い呼吸の状態、

頻呼吸(ひんこきゅう)、赤血球の赤い色、すなわち、

ヘモグロビンが尿の中に出ている血色素尿や

黄疸などがみられるようになります。

 

 西日本で多く発生していましたが、近年では

東日本での発生も報告されています。

 

「マダニ」の予防方法

f:id:kaodekaojisan:20220131212558j:plain

 

 軽い皮膚症状から重い感染症まで媒介する

恐れのある「マダニ」に感染しないために、

どのようなことが予防策としてあるのでしょうか。

飼い主さんができることを紹介します。

 

予防薬を忘れずに!

 ダニ予防を行うことで、それらに

接触したとしても犬の体で

増殖しないようにすることが出来ます。

 

 予防薬には、背中に垂らすスポットタイプや

おやつ感覚で食べるチュアブルタイプがあります。

 また、投与の感覚もその薬によって月に1回、

または3ヶ月に1回と異なります。

 どのタイプの予防薬を使用するのがよいかは、

かかりつけの獣医師と相談しましょう。

 

「マダニ予防薬の種類と時期」について

詳しくコチラ↓↓↓↓↓↓

kaodekaojisan.hatenablog.com

 

 

シャンプー、ブラッシングでお手入れ

 毎日の散歩後すぐにブラッシングを

することも予防の一つになります。

 

 愛犬の被毛に付着したダニが皮膚に寄生する前や

吸血前に体から落とせる可能性があるとともに、

毎日お手入れすることで素早くダニの

寄生に気づくことができます。

 

 また、月に1~2回ほどのシャンプーで、

皮膚の状態を清潔に保つことも予防につながります。

 

 

まとめ

f:id:kaodekaojisan:20210923133212j:plain

 

 さまざまなダニの寄生は脱毛やかゆみといった皮膚病を

もたらすだけでなく、時には愛犬や人の命に関わる感染症

伝播します。愛犬含め飼い主さんの健康を守るためにも

日頃のケアを行い、予防を欠かさないようにしましょう。

 

 いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

愛犬の飼い主さんのお役に立てればと思います。

 

 

★おすすめ記事★

kaodekaojisan.hatenablog.com

kaodekaojisan.hatenablog.com

kaodekaojisan.hatenablog.com